

最近のノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤホンってめっちゃ高くないすか。ハイエンドモデルは、ワイヤレスとは思えない音質と洗礼されたデザインではあるものの、そこまで求めていない普段使いヘビーユーザーからするとちょっと手が出せない。。。
そんな悩みを抱える人にとってSony WF-C700Nはまさにちょうどいい選択肢になると思います。
この記事では、実際に発売日から2年間使って感じた魅力と、惜しいポイントまで正直にレビューしていきます。あなたのイヤホン選びの参考になれば嬉しいです。
目次
外観と装着感:小さくても、しっかりフィット

- 装着感と長時間使用の快適さ
約4.6gという軽さはワイヤレスイヤホンとしては軽量な部類で快適長時間つけていても耳が痛くならないし、快適です。
実際に映画を1本観たり、通勤中に1時間以上使っても問題ないです。耳の小さい人でもフィットしやすい形状なのもポイント。 - カラー展開と質感の印象
ブラック、ホワイト、ラベンダー、セージグリーンの4色展開。どれも落ち着いた色味で、ファッションに合わせやすい。
マットな質感で指紋も付きにくく、見た目の高級感も◎。
音質レビュー:モダンチューニングで軽快!
- ジャンル別の聴き心地
- ポップス:ボーカルが際立ち、リズムも軽快。J-POPやK-POPとの相性も良好。
- 映画・ドラマ:セリフがクリアで、環境音も自然に広がる。ノイキャンとの相乗効果で没入感が高まる。
- クラシック:弦楽器の響きが繊細で、空間表現もなかなかのもの。ホール感は控えめだが、個々の音の粒立ちは良好。
- 前機種のWF-C500との比較
音の立体感と中高域の解像度が一段上していてよりモダンな印象。 - 割としっかり効くノイキャン搭載でばっちり静寂。
1万円台の他社製品と比べても、音のバランスと自然さでは頭ひとつ抜けている印象でさすがソニーって感じ。 - 中高音のクリアさ、低音のバランス
調整無しでiPhoneで聞いてみましたが、こもる感じはなく、ボーカルは前に出てきて、ソニーらしい解像度高めの落ち着いた雰囲気の音です。特に中高音の透明感が心地よく、女性ボーカルやアコースティック系の楽曲との相性が抜群。
低音はベースが埋もれずにしっかり存在感あります。ここは好みですが、筆者はローエンドを少しスッキリさせたらいい感じになると思いました。
機能と使い勝手:アプリ連携で自分好みに。日常使いにちょうどいい


- アプリ「Headphones Connect」の使いやすさ
低価格ラインナップですがアプリはソニーハイエンドモデルと同じで便利な機能がすべて使えるのはいいですね。 - イコライザー調整の効果
プリセットもたくさんあるので、お好みのを使うのもいいですが細かくいじれるので自分好みにカスタマイズするのもおすすめ。筆者は画像のように、高音域をブーストしてBASSを少し下げて使用しています。
BASSはかなり低いところに効くので好きな人はモリモリでもいいかも。 - バッテリー持ち、防滴性能、操作性
使用して二年経ちますが、一日一時間使用して一週間は充電なしで持ちます。公式スペックだとNCオンで約7.5時間、ケース込みで最大15時間。
IPX4の防滴性能が有り、軽い雨でも問題なし。
タッチ操作ではなく物理ボタン式なので操作性もよいですね。
WF-C700N vs WF-1000XM5
価格差以上の違いはあるのか?
項目 | WF-C700N | WF-1000XM5 |
---|---|---|
発売時期 | 2023年4月 | 2023年9月 |
価格帯 | 約9,500〜15,400円 | 約38,000〜41,800円 |
ノイズキャンセリング | ○(基本的なNC) | ◎(世界最高レベル) |
外音取り込み | ○ | ◎(自動適応) |
音質 | 自然で聴きやすいバランス | 高解像度・立体感・臨場感 |
ドライバーサイズ | 非公開 | 8.4mm |
Bluetooth | 5.2 | 5.3 |
マイク数 | 2基 | 6基(片耳3基) |
防滴性能 | IPX4 | IPX4 |
バッテリー(NCオン) | 約7.5時間 | 約8時間 |
ケースサイズ | コンパクト | 高級感あり |
イコライザー | ○(アプリで調整可) | ◎(詳細なカスタム可能) |
マルチポイント | ○ | ○ |
対応コーデック | SBC, AAC | SBC, AAC, LDAC, LC3 |
比較ポイントの深掘り
音質の違い
- WF-C700Nは、フラットで値段の割に解像感高めの落ち着いた音。
- WF-1000XM5は、ワイヤレスとは思えないほど繊細で、ライブ音源では臨場感と空間表現が秀逸。圧倒的な再現度。
ノイズキャンセリング性能
- WF-C700Nは基本的なNCで、電車や街中ではある程度効果あり。
- WF-1000XM5は、業界トップクラスと言われているほどの効きで騒音環境でも静寂になります。普段使いでここまで必要かと言われたらいらないです。てか危ない。
装着感とデザイン
- WF-C700Nは軽量で耳に優しく、長時間使用に向いている。
- WF-1000XM5は高級感、フィット感が秀逸。イヤーピースが快適で着け心地はいいです。
気になった点・惜しいところ:あと一歩の完成度
- ノイキャン性能の限界
ノイキャンは確かに搭載されているが、上位モデル(WF-1000XM5など)と比べると弱い。
騒がしい街中や電車内では話し声や走行音が入ってきます。
とはいえ、普段使いで価格を考えれば十分ですね。 - ケースの質感や操作性のクセ
ケースの開閉がやや軽く、手が滑ってカバンの中で勝手に開いていることがあります。
ケースの質感も本体に比べると少しチープに感じる部分がある。
まとめ:どんな人におすすめか。価格以上の満足感を求めるあなたへ
学生や会社員など、忙しい普段使いヘビーユーザーの方々に最適です。音質・快適さ・機能性、価格のバランスがちょうどいいイヤホン。
ノイキャン付きで1万円台という価格は、コスパ重視派にとってはかなり魅力的で、壊れてもまた買えばいいやと思えるのがいい、推せる。
最近のハイエンドはやりすぎな感じもするので、本当にその価格に見合う価値と使い方ができるのかを考えてみると上手な買い物ができると思います。
またサブ機として持っておくのもいいですね。軽量・コンパクトな設計は持ち運びにも最適。「高音質で、快適に、でも予算は抑えたい」
そんな欲張りな希望を叶えてくれる、頼れる相棒でした。
まだまだ愛用します。